この記事を見たあなたは、しっかり「しつけ」する事は重要な事だとわかっているが「しつけ」が思うように行かずどうしよう?と悩んでいるのではないでしょうか?
このまま上手く「しつけ」ができないままだったら・・・?と思いすぎると楽しいはずの愛犬との生活が苦痛に感じてしまう事になりかねません。
・柴犬のしつけが難しいと聞いた事があり飼おうか悩んでいる方
私は柴犬を家族に迎え入れて7ヶ月生活してきました。その中で「しつけ」についていろいろ調べ、実践し、たくさん失敗してきました。
今回はそんな私が経験をしてきたこの実体験をもとに、柴犬の1つ1つのしつけ方法でなく、『しつけ・トレーニング』そのものに対する私の考え方についてご共有できたらと思います。
私はこの考え方で愛犬と接するようになって以降、信頼関係を築きながら、愛犬とより楽しく生活を送れるようになりました。
皆様も、私の考え方をご参考にしていただけたら幸いです。
愛犬と共に幸せな生活を送りましょう!
柴犬の性格、特徴
まず、しつけをする前に必要最低限、『柴犬』そのものを知る必要があります。
柴犬は飼い主に「忠実」とされているよ。
『忠実』とは信頼性を重んじ真心をもって物事に取り組む などと書かれています。
これけだけではどう言う訳かさっぱり分かりませんが、ワンコに置き換えると物事に対して真面目に取り組む性格で家族を信頼する気持ちが高い賢い犬種!と言う感じでしょう!
また独立心、警戒心、自己防衛心が強い!ことも特徴として知られてます。
散歩中でも嫌なものは嫌っと言わんばかりに座り込んで動かなくなる事も有名です。
通称:拒否柴と言われている
しかしある場面では飽きっぽかったり、素っ気ないそぶりを見せてくる事も非常に多くあります。
このギャップも柴犬が人気の秘訣なのかもしれませんね!
「しつけ」がうまくいかない理由
様々な要因があるとは思いますが、今回は1つ1つの細かいやり方などではなく
『考え方』にフォーカスした内容でご説明します。
タイミングが悪い
多くの飼い主さんが初期に教えるトレーニングとしてはお座りやお手だと思いますが、飼い主のタイミングで無理に始めてもワンコにとってはストレスになる場合もあります。
やりたくない時に我慢させて無理やりやらそうとしても成長に結びつきません。
それは人間でも同じ事です。
その他、臭いを嗅いでいたり、別の事にきをとられている時に指示のコマンドをだしても反応してくれません。
トレーニングのコマンドを出す時は、お互いの「タイミング」が大事になってきます。
焦りすぎでいる
何でもかんでも、あれもこれもと長い時間トレーニングをやっていると、ワンコも勿論疲れてしまいます。
私は一度のトレーニング項目は3分から5分ほどで一旦切り上げて、30分ほど
時間を空けて、繰り返し同じトレーニングをしたり、別のトレーニングを実施してきました。
こうする事でワンコにあまりストレスをかけずにトレーニングする事が出来ます。
次から次へと教えたい気持ちはわかるのですがトレーニングを苦痛な時間にしてしまってはせっかくのトレーニングも台無しです。
少しずつ根気良く進めていきましょう!
上手くトレーニングするコツ
飼い主も愛犬も楽しくトレーニングする為には、ご褒美のおやつと褒め言葉で成功を一緒に喜ぶ事が大切です。
トレーニングが飼い主の自己満足になってはいけないよ!
我が家で実践している方法
まず、成功した時のご褒美のおやつを手に持ちます。
そうすると貰えるのではないかと、期待を込めた嬉しそうな表情で自らこちらにきますので、そうなったらトレーニングの準備が完了です。
目をしっかり見てコマンドを出して、成功したらおやつと褒め言葉をかけて愛情たっぷりのスキンシップをしてあげる!
トイレトレーニングなんかも同じです!
おトイレが成功した場合には
成功のおやつと褒め言葉、そして愛情たっぷりのスキンシップ
をしてあげてください。
おトイレが成功する瞬間をピンポイントで見る事が出来ない事もありますが、
見かけた時は、オーバーアクションで褒めるようにしてください!
もし、トイレが既に終わっており成功していた場合は、トイレトレーの前に行き成功していた事に気付いたフリをしてオーバーアクションで同様の事をしています。
我が子は 「おトイレ成功=ご褒美のおやつ➕飼い主に喜んでもらえる」 と思ってくれていると思います。
そう思える根拠は、トイレが成功した時に私が気付いていない場合は、わざわざ私の前まで近づいてきて、見つめてきます。
そしてトイレトレーの方と私の顔を何度も交互に見るのです。
まるで「トイレトレーでちゃんとおしっこしたよっ!」と伝えにきたようにです。
おちんちんにおしっこが少し付いている事を確認したら、すぐにトイレトレーを見にいきます。
本当にそんなものわかるのか?と思われるかもしれませんが、愛情を持って接していればアイコンタクトで何となく何かを訴えかけている事に気付けます!
飼い主が成功を喜んであげるとトレーニングも楽しい時間にかわりますよ!
ブログ管理人の「ふくpapa」の失敗談
これは我が子の実体験ですが、お家で「おすわり」が出来るのにお散歩中は「おすわり」を全く出来ませんでした。
何でお家では出来るのに、、、とイライラしてしまい厳しい言葉を投げ付けた事もありました。
しかし、ワンコのせいにするのではなく、「なぜ出来ないのか」を考えてあげるべきだったのです。
外で「おすわり」できなかった答えは簡単でした。
家と外では環境が違うからです。
普段から生活している家の中では警戒心も薄れておりお家で何度もトレーニングしてきたので完璧に「おすわり」が出来るのです。
しかし、外に出れば景色が違う、他の犬の臭いがする、お散歩モードになっている、などワンコ自体が、そもそもお家にいる時とは全く別の状態になっているのです。
お家とは状況が全く違う外では何のトレーニングもしていないわけですから、いきなり「おすわり」と言われても出来なくて当然だったのです。
すなわち、私がワンコの目線に合わせて考えてあげれていなかっただけでワンコには悪い部分なんて1つもなかったのです。
ただただ私の理解不足!心配りができていなかっただけなのです。
「反省」以外言葉が見当たりませんでした。
そして、お外でのお座りトレーニングを毎日少しずつ進めた結果、今では、お家と同じようにお外でもおすわりができるようになりました!
この失敗で学んだ大切な事はズバリ・・・
人間目線でなくワンコの目線に合わせて考えてあげる事です。
ワンコにも性格があると心得よう!
もう一つ注意しておきたいポイントがあります。
前段でご紹介した柴犬の「性格・特徴」は調べれば同じような事が書かれているものが多く、昔からそのように言い伝えられてきたのだと思います。
勿論、それを否定する訳ではありません。
しかし我が子を「柴犬」と言う括りだけで決めつけるのではなく、
「我が子の性格」を見つめてあげる事が大切であると私は考えています。
そう思った出来事(きっかけ)
柴犬は狩猟犬として昔から人間と共に生活をしてきており、運動量が多い犬種とされています。
しかし、ドッグランで一緒になる柴犬の中では走り回らずに1人でテクテク歩いているだけの子も見かけます。
我が子はお友達と追いかけっこやワンコプロレスなどばかりしているのに、じゃれ合う事を好まない柴犬もいっぱいいます。
他の事でいうと、犬の幼稚園に預ける時も我が子は豆柴なのに大型犬のゾーンに入っている事も多いです。
勿論、殆どの柴犬は中型犬のゾーンに入っています。
トレーナーさんに聞いてみると『ふく君はどんな子にも飛びかかってしまうので大型犬ゾーンでちょうど良いくらい』との事でした。
おそらくしつこく飛びかかって来られる事が苦手なワンちゃんもいる為の対応なのだと思います。
その他、去勢や避妊の措置をとられていればホルモンバランスなどの変化により性格も変わってくるあるはずです。
このように、同じ柴犬でも性格によってとる行動が全然違うのです。
決して私たち飼い主が楽になるように考えろと言っている訳ではありません。
柴犬の「型」に我が子を無理に当てはめようとする必要はなく、『柴犬』の性格はあくまでも参考情報であり、あなたの愛犬には「その子の性格」があるわけです。
やめる判断も必要!(体験談)
ブログ管理人「ふくpapa」の愛犬『ふく』は甘噛みトレーニングをやめました!
甘噛みトレーニングをやめた理由
その理由は、やめさせる必要性を感じなくなったからです。
もう少し具体的な思いを言いますと、
もともと甘噛みをやめさせるトレーニングをしようと思ったきっかけは、甘噛みは成犬になった時にケガに繋がるからやめさせたほうが良いなどと言う理由が調べたらでてきたからです。
じゃあ、やめさせよう!とその時は安易に決めました。
しかし、私が仕事から帰宅すると大喜びでお迎えしてくれます。
毎日必ずです!!
その時、ふくは私と触れ合える喜びを全力で表現する為に私の手を甘噛みします。
いや、表情が違う!愛情表現で甘噛みしてくれるのです!
これ、やめさせる必要ありますか?
勿論手はベタベタになりますが全然痛くないんです。
だって、ふくは私の手だとしっかりと認識して愛情表現の為に意思を持って甘噛みをしてくれているのです。
そう感じた時に、私は改めて思いました。
何でもかんでも教科書通りが正しい訳ではないと。
この甘噛みという愛情表情を飼い主として全力で受け止めてあげる方が、
どれほど愛犬との絆が強くなる事か、、、。
私の中ではどの角度から見ても甘噛みを辞めさせる為のトレーニングをする必要性を感じませんでした。
これは決して甘噛みトレーニングを否定している訳ではありません。
※ふくの場合はそうだったと言う事です。
まとめ
愛犬に対してこうなって欲しい!と思う事は大切な事ですが、飼い主の理想を押し付け過ぎると愛犬との「信頼関係」や「絆」が築けないのではないでしょうか?
・その行為をやめさせる為の目的はなんだったのか?
・何の為にしつけをするのか?
・何の為にトレーニングをするのか?
・本当に愛犬の為ですか?
・飼い主の都合になってませんか?
この部分をしっかり見つめ直して、飼い主の自己満足にならぬように、
愛犬の目線に合わせてあげながらトレーニングしていけば良いのです。
それが良いしつけ・トレーニングの近道
だと私は考えています!
完璧でなく苦手な部分があっても、その我が子を愛してあげましょう!
私はこの考え方で実践してから、愛犬のふくがトレーニングでいろいろな事を覚え、成長している姿を見る事が幸せと感じる瞬間であり、生きがいとなっています。
今回の記事は個人の主観が濃い内容です。
参考の意見のひとつとして受け止めていただければ幸いです。